1年間で流行した言葉を選ぶ「2023ユーキャン新語・流行語大賞」が、12月1日に発表されました。
年間大賞には、8年ぶりに2度目の日本一を果たした阪神タイガースの優勝を意味するスローガン「アレ(A.R.E.)」が選ばました。
2023年のトップテンには、Z世代で流行した「蛙化現象」が入っています。
今回は、「蛙化現象」は誰が流行らせたのか?なぜ蛙なのか?、まとめていきます。
2023年の流行語大賞
2023年の年間大賞には、「アレ(A.R.E.)」が選ばました。「アレ(A.R.E.)」は、8年ぶりに2度目の日本一を果たした阪神タイガースの優勝を意味するスローガンです。
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【大賞】
- アレ(A.R.E)
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【トップ10】
- 新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
- OSO18/アーバンベア
- 蛙化現象
- 生成AI
- 地球沸騰化
- ペッパーミル・パフォーマンス
- 観る将
- 闇バイト
- 4年ぶり/声出し応援
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【過去10年の流行語大賞】
- 2022年:「村神様」
- 2021年:「リアル二刀流/ショータイム」
- 2020年:「3蜜」
- 2019年:「ONE TEAM」
- 2018年:「そだねー」
- 2017年:「インスタ映え」「忖度」
- 2016年:「神ってる」
- 2015年:「トリプルスリー」「爆買い」
- 2014年:「集団的自衛権」「ダメよ~ダメダメ」
- 2013年:「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」
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2023年のトップテンには、特にZ世代で流行した「蛙化現象」が選ばれました。
蛙化現象とは?
蛙化現象とは、「恋愛感情や好意を抱いている相手のささいな言動が気になり、気持ちが急速に冷めてしまう」という意味で使われる言葉です。
以下のような例が挙げられます。
- 「ママ呼びをする」
- 「駐車で何度も切り返しする」
- 「走り方が変」
- 「酒癖が悪い、実はタバコを吸っていた」
蛙化現象の本来の意味
「蛙化現象」はいつ誕生した言葉なのか。
臨床心理学者の藤澤氏が2004年に名付けた心理学の用語となります。
参考:「女子が恋愛過程で遭遇する蛙化現象」(日本心理学会大会発表論文集 2004年)
ある男性に好意を持つ女性がいて、その男性も自分に好意を持っていることが分かると生理的に嫌悪感を抱いてしまうことを「蛙化現象」と表しています。
なぜ蛙なのか?
なぜ蛙なのか。
グリム童話「かえるの王さま」が由来になっています。
物語では、気持ち悪いと思われていたカエルが最終的に王子に変身し、ハッピーエンドを迎えます。この逆転現象に注目し、ある男性に好意を持つ女性がいて、その男性も自分に好意を持っていることが分かると生理的に嫌悪感を抱いてしまうことを「蛙化現象」と表しています。
蛙化現象の例として、「ママ呼びをする」「駐車で何度も切り返しする」などを挙げましたが、本来であれば、相手の言動は直接的に関係ありません。
ただ、現代であれば「好きな相手のちょっとした言動に冷めてしまう」のニュアンスが強くなっています。
より広義に解釈されていると状況です。
蛙化現象で炎上したYouTuber
YouTuberのきりまるさんは、視聴者から集めた異性にドン引きしたエピソードをきりまるさんが紹介していく動画を上げて炎上しました。
「これって引くよね〜」の女子トークがメインですが、蛙化現象として動画を展開されていたため、賛否両論を生みました。
日本語の難しさ
日本語は、本来と異なる意味だとしても、大衆が使う言葉の意味がポピュラーになるケースが多々あります。
例えば、
- 役不足
-
誤:本来の能力より重い(手に余る)仕事や役割を与えられること
-
正:本人の力量に対して、役目が軽いこと
-
-
琴線に触れる
-
誤:人の怒りを買うこと
-
正:心の奥に秘められた感じやすい心情を刺激して,感動や共鳴を与えること
-
-
破天荒
誤:豪快で大胆
正:今までだれもしなかったような事をすること。前代未聞。
などが挙げられます。
日本語って難しいですね。
まとめ
今回は、流行語である「蛙化現象」の本来の意味やなぜ蛙なのかについてまとめてみました。
欠点を許容した先に愛があるのかなと思います。
蛙化よりも、人の良いところで語り合えると、より幸せも増幅するのかなと思います。